With the frozen finger

□『Respond on that occation』
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何も知らないアラジンを疑っているのだろう。砂漠に来た目的を彼に尋ねた。


「宝さがしをしているんだ。友達といっしょに!見つけて喜ばしてあげたいんだ。僕の大事な友達だから、喜ぶと僕もうれしい!」

「…」


自然な笑顔にライラもつられて微笑む。だがウーゴくんの正体を見て…固まってしまった。


『…今更だけど、アンタ何でここにいんの!?

「ラック様についていこうと思いましてvV」

「あれ、アンタらって家族じゃねぇのか?」


目が点になる。10秒ほどたってからラックが悲鳴を上げた。その声にウーゴくんをサアサに見せていたアラジンの肩がビクッと震える。


『あたし子供産む年齢に見える!?』

「いや、マントで全然分からねぇから」

『それもそうね…いやいやいや声からして若々しいでしょーが!!』

「なんなら本当に家族になっちゃいましょうか?(ニヤ)

『あーあ…ホント心外だわ……………………』←スルー

「………僕もラックちゃんと………………家族になりたいなぁ……////」

『あ、あらじん……////』

「え、なにこの展開」









*****










その日の夜、ライラは、いつもよりも疲れた体を(ぜっったいに、あの三人組の所為だ)休める為、テントに入り、
床につく前にサアサの毛布を掛けなおした。…だがサアサの体に、なんとアラジンが!!


ベリッ……ビタンッ!!!


「何をするんだいおねいさん…!!」

「お前が何すんだ!!」

「ラックちゃんがいなかったから、仕方なかったんだよ」

「いや開きなおるなよ!!」


口を尖らせ、ぶすっとした顔で言ったアラジンにビシッと突っ込む。ちょっと、お願いだから私を寝させて………!
怒りを通り越し、ライラの目に涙が浮かぶ。


「つか、ラックはどこに行ったんだよ」

「それが分からないんだ!僕、ラックちゃんと寝てたはずなんだけど、気づいたら外にいてね…」

「それ絶対追い出されたんだろ!!」


なんて恐ろしい女なんだ。まぁ、その気持ちも分からんでもないが。


「でもラックちゃんは嫌がってるわけじゃないんだよ?」

「は?」

「テレてるんだ!…たぶん


ガクッと肩を落とす。厄介なほどにポジティブ思考だ。


「……それさ、セロに言ったら殺されるぞ?」

「大丈夫さ!セロくんはそんなことしないよ!」

「………」

「あ、あれ?どうしたんだい?」

「…言う気も失せるわ」


















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