So Fine 2

□27話
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<共同生活17日目>



気付かないうちに、自分でベットに上がって寝てしまっていた。

電気まで消して。。



あー…ジョンヒョン。。起きて待ってなくてごめん。







早朝ミノを送り出し、
レコーディングの遅れを取り戻さないといけないキボムが家を出て行った。



朝食は、目がほとんど開いていないジンギと一緒に食べた。




午後からの仕事だけだと言うジョンヒョンとテミンはまだ寝ていた。





食べ終わったジンギと私はそれぞれの部屋で過ごしていた。






部屋に戻り、今朝キボムが貸してくれたファッション誌を読んでいると、
ドアをノックする音が聞こえた。


名前「は〜い」



ドアを開けると


テミンが立っていた。







夜の気まずい状況以来、顔を合わせていなかったから、
まさか部屋に来るとは思わなかった。



名前「お、おはよう。。」

テミン「おはよう。ちょっと話しして、いい?」




気を悪くさせたと思っていたから、
優しく話すテミンに戸惑ってしまう。







ドアを閉めるとすぐテミンが口を開く。


テミン「あの…、昨日はごめんなさい。
なんか焦っちゃってて、かっこ悪いことしちゃった。。
ほんとごめんなさい。」


眉毛を下げ、落ち込んでいるようなテミンは、
まだあどけない表情が残る年下の男の子。



たまに、ふと見せる大人の表情にドキドキしていても、
こうやって見ると、私なんかよりずっと若いんだと思い知らされる。



触ってはいけない物に触ってしまったような気になり、自分が情けなくて恥ずかしくなる。




名前「…ううん。私の方こそごめんね。
もうあんな事しない。
身をわきまえます。。」


テミン「フフッ。わきまえるって。」



テミンの、頬を上げ目が三日月型になる笑い方が大好き。

テミンの笑顔はホッとさせる魅力がある。





テミン「それだけ。謝りたかったんだ。」




部屋から出ようとドアの方に歩いて行く。

ドアの前で急にテミンが振り返った。



テミン「いつか、名前さんが僕だけを見てくれるように、僕頑張るから。
そしたら、…その時たくさんキスするね。」






こ、この子はなんて事言うんだ!




不意をついた言葉に顔が硬直し真っ赤になった。






それでも、テミンの目で真っ直ぐに見つめられると、
時間が止まり、私は溶けてなくなってしまいそうになる。









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