So Fine 2

□32話
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  テミンside


…あれから、どのくらい時間が経ったんだろう。


僕はずっとベットに伏せていた。






流した涙はシミを作り、これもいつかは乾いていく。


なんの跡も残らず、
涙があったことすら、僕が泣いていたことすら
名前さんを愛していたことすら
残してはくれない。





名前さん、
僕が愛していたこと 覚えててくれる?





欲張りな僕が招いた結末は、こんなにも痛くて苦しい。


始めから欲しがらなければ良かった。

名前さんの笑顔なんか見なければ良かった。

悲しそうな顔も、辛そうな顔も見なければ良かった。



僕を苦しめるくらいなら、助けなければよかったのに。。







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