So Fine 2

□33話
1ページ/3ページ

  ジョンヒョンside



天気が悪い中、怪我もなくステージは無事に終わった。


控え室に戻って、速攻で衣装を脱ぐ。

上半身裸で扇風機の前で涼んでいた。


マネ「おーい、集まってくれるか。
今度番組で一緒に住むヨンアが来てるんだ。挨拶するってそこに来てるから、…とりあえずジョンヒョンは服着とけ。」


しょうがなく、スタイリストヌナに渡された新しいTシャツを着る。




少し経って、マネージャーと一緒に男の人と女の子が入ってきた。

マネ「ヨンアとヨンアのマネージャーだ。」


ヨンア「はじめまして。キムヨンアです。よろしくお願いします。」


ヒールのせいで俺より背が高い…。

スタイルもいいし、大人っぽくて綺麗な子だと思った。


オニュ「こんにちは、僕は前会いましたね。改めましてリーダーのオニュです。」

キー「はじめまして。キーです。よろしくね。」

テミン「はじめまして。僕は末っ子テミンです。」

ジョンヒョン「はじめまして。僕は 」

ヨンア「ジョンヒョンオッパですよね!
私オッパのファンなんです。
オッパに会いたくて叔父さんに頼んで事務所に入ったの。」

オニュ「(この子、室長の姪っ子なんだ…)」


耳元でオニュヒョンが教えてくれた。

ジョンヒョン「…そうなんだ。ありがとう。よろしくね。」

ヨンア「はい!ジョンヒョンオッパと仲良くなれるのすっごく楽しみです♪」


明らかに他のメンバーと挨拶を交わす時と声のトーンも表情も違う。


ヒョンはニコニコしているけど、キボムは苦笑いしているし、テミンの目は笑ってない。



挨拶を済ませると、ヨンアとヨンアのマネージャーは控え室を出て行った。



マネ「ま、聞いた通りヨンアはジョンヒョンのファンだ。
あと室長の姪っ子さんだ。
色々やりにくいとは思うが、頼むな。」


確かに態度が明らかで、やりづらい。


マネ「それと、ジョンヒョン。
ヨンアとお前を二人で食事に行かせるよう室長が言ってるんだ。
今まではマネージャー全員で断ってたんだが、そろそろ断りきれなくなってきた…。
ジョンヒョン、申し訳ないが一度だけでいいから二人で食事に行ってもらえないか?
その後は俺たちがなんとかするから。」


マネージャーに女の子と二人で食事に行くよう言われた事なんて初めてだ。


ジョンヒョン「俺は別にいいけど。
でも、何があっても知らないよ。」

テミン「ヒョンっ!!!!」

まさかテミンが大声出すと思わなかったからか、マネージャーがビクッと大きな体を震わせた。


ジョンヒョン「ははは、冗談冗談。
食事行けばいいだけでしょ?平気だよ。」

マネ「あー、助かるよジョンヒョン。
食事だけにしてくれよ。…くれぐれも酒は飲むなよ。」

そう言ってマネージャーは、ヨンアのマネージャーに連絡しに控え室を出て行った。



キー「ねぇヒョン、いいの?
なんかあの子危ない感じだよ。。
室長バックに付けて嫌な感じだよねぇ。」

オニュ「ジョンヒョン大変だね。。
僕はああゆうタイプ苦手なんだ。」


テミン「……。」


キボムとヒョンの言葉は何となく俺も分かる。

きっと甘やかされて育ったお嬢様だから、周りの大人に言えば何でも手に入ってきてたんだろうと、嫌でも想像出来る。



それより俺は、名前の事で頭がいっぱいで、テミンが心配するような事は何もない。





それからすぐにマネージャーが控え室に戻ってきた。

マネ「おい、室長がこれから行けって言うんだよ。
…大丈夫か?」

ジョンヒョン「今から!? ……うん、分かった。大丈夫。」


マネ「じゃ、ジョンヒョン先に着替えてすぐ出て来てくれ、送っていくから。
お前たちは迎えに来させるからここで待っててくれるか。」


トントン拍子に話が進み、
名前に仕事だと説明する余裕もなく、
俺はヨンアと一緒に食事に行くことになった。






.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ