So Fine 1

□11話
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ジョンヒョンと二人、キッチンに並んで一緒にチヂミを作っている。


私が粉をこぼしたり、ジョンヒョンが分量間違えたくせに逆ギレしたり、
作り始めて1時間近くかかってしまったけど
なんとかチヂミを焼く所まできた。





ジョンヒョン「こうやって並んでメシ作ってると、新婚みたいだよな」

名前「ははっ!そう言われればそうだね!
あ〜、私もいつかこんな新婚生活送ってみた〜い♪」



ジョンヒョンは真顔で私を「おまえ」と呼んでくる。

お遊びだと分かっていても顔が赤くなる。

私もジョンヒョンに「あなた」と呼びかけ、
二人で“夫婦ごっこ”をしながら焼きあがるのを待つ。





年下とはいえ、さすがジョンヒョンは女の子の扱いに慣れていて、こっちはいちいちドキドキしてしまう。

ポーカーフェイスを保つのも大変だ。





そんな時、玄関が開く音がした。

ジョンヒョン「お?子どもたちのお帰りだ」


ドアが開くと、オニュ・キー・テミンが入ってきた。


名前「おかえりなさーい」

オニュ「ただいまぁ。わぁ何かいい匂いがする〜」

キー「…二人で晩御飯作ってたの?」

名前「うん!ジョンヒョンに教えてもらいながらチヂミ作ったよ〜。
さ、手洗っておいで子どもたち。」


ジョンヒョンがフッと笑い手を上げてくる。
ハイタッチをして二人で笑い合う。




キーは怪訝そうな顔で見ている。
オニュは はーい と喜んで手を洗いに行った。
キーも渋々その後に続いて手を洗いに行く。


テミンは何故か、早足でこっちに歩いてくる。
そして私とジョンヒョンの間に入り、キッチンの流しで手を洗い始めた。



ジョンヒョン「おい!テミナあっちで洗えよ!!」

テミンはふんっといった感じで無視している。



どういう意図があるのか、いつもの風景なのか、
そんなやりとりを目の前で見れる事に、私は静かに、暖かな幸せを感じていた。







ミノはドラマの撮影でほとんど家に居ない。

私が寝ている間に帰ってきて、朝ミノが家を出る時にちょっと顔を合わすくらい。

そんな忙しいミノは、家を出るとき可愛い笑顔で「いってきます」と言ってくれる。
疲れているはずなのに…。



今日も帰ってくるの遅いのかなぁ。。





ジョンヒョンがチヂミを焼いている間に作っておいた和食2品をテーブルに一緒に並べる。


味見してくれたジョンヒョンは美味しいって言ってくれたけど、みんな喜んでくれるかな。



ミノ用にお皿に一人分を取り分け、

〔おつかれさま。食事はしっかりとって撮影頑張ってね^^〕

メモもつけて冷蔵庫に入れておく。







全員がテーブルに集まるとオニュの号令で食事が始まる。

料理の感想から仕事の事まで本当によく喋る子たちだ。



オニュ「あ、ほう言へばマネーヒャーが明日からミッヒョンカーロ持ってくるからやってみろって言っへたお」

モグモグしながらの報告。





ミッションか…。



韓国に来た日、事務所でミッション遂行の様子を詳しく書いて報告するように、室長さんから言われていた。



そうだった。自分がここに居る理由。


SHINeeの新しい番組の役に立てるように頑張らないと。




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