So Fine 1

□13話
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テミンside


ダンスの練習をしてるうちに気付いたら深夜1時を回っていた。



着替えて事務所を歩いていると、残っていたスタッフに家まで送ってもらうことになった。







後部座席に乗り込み、鞄の中から携帯を取り出す。


着信2件 メール1件


とりあえず着信をチェックすると、2件ともジョンヒョニヒョンからだった。


今から帰るし…ま、いっか。



メールはオニュヒョンから。



[6時を過ぎたからミッションカード開けました。
ヌナが誰かの部屋で寝るって事だったので、僕の部屋にしました。]









………



…………えーーーっっ!?





名前さんがオニュヒョンの部屋で寝る!?


ま、まさかオニュヒョンのベッドで一緒に…って事じゃないよね????





鼓動が早くなり、指先がだんだん冷たくなってくる。




いや、ジョンヒョニヒョンならまだしも、オニュヒョンなら大丈夫だろ。


きっと…何もない……はず。






テミン「あのー、すいません。ちょっと急いでもらえませんか」



急いで帰ったところでどうしようもないけど。。








家に帰るとリビングにオニュヒョンと名前さんの姿はなく、
ジョンヒョニヒョンがキッチンで何やら料理をしていた。


テミン「名前さんは??」

ジョンヒョン「……ヒョンの部屋」



振り向きもせずに返事を返すジョンヒョ二ヒョンの後ろ姿が、マイナスのオーラに満ち溢れていた。


きっとジョンヒョニヒョンも抵抗したんだ。
…それでも名前さんはオニュヒョンの部屋にいる。



オニュヒョンの部屋の前へ行きドアをノックしようとした瞬間、

ジョンヒョン「やめとけよ。ミッションだろ。
俺らの部屋にでも引っ張り込む気かよ。
…ヒョンなら大丈夫だろ?」



確かに僕が何か言った所で、オニュヒョンはミッションを止めようとはしないだろう。

責任感の強さは僕らもよく知ってる。


僕にできることなんて、何もない…。




きっとオニュヒョンならミッションを仕事と割り切って名前さんを部屋に入れたんだろう。




テミン「…うん、オニュヒョンなら大丈夫。」

自分に言い聞かせるように言葉を発した。


名前さんも承諾したことなんだから。

今日のミッションはリーダーであるオニュヒョンに任せることが1番なんだ、と。。







テミン「…そう言えば、
ジョンヒョ二ヒョン何やってんの?」

ジョンヒョン「あぁ、これ?
…おれさ、明日の朝実家帰るんだよ。んで、姉さんにピザ作るって約束したから。」


筋肉のついた男らしい腕でジョンヒョニヒョンはよく料理をする。



テミン「ふーん。じゃ僕先寝るね、おやすみ。」


おう と相変わらず振り向きもせず返事するジョンヒョニヒョンをおいて、僕は自分の部屋に入った。




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