短編集
□野点
1ページ/1ページ
「でもよかったのですか?折角のお花見に私まで参加させていただいて・・・」
「いいのいいの!お菓子もお茶もいっぱい用意してるから!」
「偶然あたしらに捕まったのが運のツキよ・・・( ´,_ゝ`)フッ」
「ちょうどいいタイミングで放送室から出てきたもんねーひーちゃん!」
「ふふ、捕まってしまいましたね^^」
「これはあれだよ、ともちゃんはあたしらと花見をする運命だったんだよ・・・( ´,_ゝ`)フゥン」
「八十酔ってない?」
「え、これはお酒なのですか?」
「違うけど、八十ってほら、ジュースでも酔いそうじゃん?」
「うおーいどういう意味だコラァー!\(^o^)/ウェーイ」
「でも、これで抹茶でもあれば最高なんだけどなぁ・・・」
「はっ、出たよ二三の抹茶禁断症状」
「うっさい!」
「ふふ、もし抹茶があれば完璧な野点ですね」
「おお野点!いいね野点!」
「のだて?(メ・ん・)?」
「野点というのは屋外で行われるお茶会のことですよ。まぁ、広義には緑茶や煎茶でも野点と言いますが」
「ほへーそうなんだ!んじゃ野点やろ!野点!野点乾杯!」
「なんか違う!」
「細かいことは気にすんな!」
「ふふふ、では私も、乾杯で^^」
「えーひーちゃんまでー><」
「うおっしゃー!野点カーンパーイ!」
新たな友と嗜む季節の変わり目