リクエスト

□Warmth of a hand
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今日はスナフキンとムーミンは二人で散歩に来ている

ノンノン達は居らず他愛も無い話をしながら太陽が照らす森の中を歩いていた

しばらく話しながら歩いていると森の奥まで来てしまったのか、太陽の光も木々に阻まれ薄暗くなって気味が悪くなってきた

「いつの間にかずいぶん奥まで来ちゃったなぁ、なんだか気味が悪いよ」

「そうだね・・そろそろ戻ろうか」

「うん・・・ん?」

「どうしたんだい?」

「今、そこの草からガサガサッて音が聞こえたんだ」

そう言うとムーミンは音のなった草むらへ近づいていった

「危ないムーミン!」

「スナフキン!?」

「ッ―」

ムーミンは押され驚いてスナフキンの方を見た、するとスナフキンの手に何かが噛み付いているのが見えた

「スナフキン!それ・・」

「ッ・・あぁ蛇だよ」

と言うとスナフキンは蛇の頭を持ち草むらへ投げた、そして噛まれたところから毒を吸い抜いた

「大丈夫?スナフキン・・・」

「あぁ、前にも旅の途中で噛まれた事があってね、処置の仕方は分かるから平気さ」

スナフキンはムーミンに心配かけまいと笑いながら言った

「う、うん・・」

「さぁ、もう帰ろう日も落ちてきた」

元来た道を戻りスナフキンとムーミンは軽い挨拶をしてそれぞれの帰路についた
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