デスドアオリジナル2

□銀麗
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「あたいの願いはまだ言えないけど…シュクレンがいなきゃ、あたいの願いが叶ってもそれは本当の願いじゃないの!だからね、あたいの本当の願いはシュクレンと一緒じゃなきゃ叶わないんだ!」
キリコはシュクレンを抱き締めた。

「ああ…キリコ…」
シュクレンの目から涙が流れた。

「シュクレンは本当に泣き虫だなぁ!」
キリコはシュクレンの背中をさする。

「シュクレン!帰ろう!」
キリコはシュクレンの手を引っ張る。


その頃クロウは独り言を呟いていた。

「俺様がもっと厳しくしていれば…シュクレン…すまなかった…俺様が甘かったんだ…次お前に会えたらどんな願いでも叶えてやる…俺様が…」

「クロコ!その話は本当ね!」
キリコが現れる。

「チャラ娘!?ク、クロコじゃねぇ!クロウだ!…あっ!?」

「…クロウ」

シュクレンの姿を見てクロウが固まる。

「お前…何で…」

「シュクレンの願い事叶えてやりなさいよぉ?」
キリコがイタズラ顔で詰め寄る。

「チャラ娘…お前まさか…想いの力を…?」

「少しは感謝してほしいわね!」
キリコは笑顔で答える。

「クロウ…また…会えた…」
シュクレンはクロウを抱き締めた。

クロウは
赤くなった。
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