心拍数

□第一話
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「おはよう、響紀!」

それは、いつも通りの朝のこと。

初恋相手の幼馴染と、

という、少女漫画並の

シチュエーションの中。

「おはよ、奈月」




全ていつも、通りだった。

いつものように、挨拶をして。

いつものように、他愛もない話して




全て、いつもどおり…






の、はずだったんだ。





ここまでは。






「ねぇ、聞いてよ響紀。」

「なに?」











「あのね、あたし、








彼氏が出来たんだ。」







君は


何でもないことのように


さらりと言った。
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