サイボーグ009

□秘密の口づけ
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朝、窓から差し込む光に私は目を覚ました。
気が付けば寝てしまっていたようだ。
安心したせいだろうか。
部屋のソファに目をやるとハインリヒさんが寝ていた。

「風邪をひいたら大変」

自分に掛けられていた毛布をかける。
とても、とても、愛おしい、彼に私は恋をしているのだ。
彼を好きになっているのだ。



「いつか、気持ちを伝えたいな」





私はハインリヒさんの頬にキスをした。








これは秘密の口づけ
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