Short★book

□明日世界が終わるとしたら
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〜赤司と降旗〜

「ねぇ、赤司。」
「なんだい?」
「明日世界が終わるとしたすらどうする?」
「唐突だね。急にどうしたの?」
「よく分かんないけど、聞いてみたくなったんだ。」
「うーん、そうだな...」
「...........」
「君を殺して僕も死のう。」
「...なんで?」
「なんて顔してるの。」
「いや、だって...」
「なんでだったね。そんなの理由なんて決まってるじゃないか。僕以外が君を殺めるなんて許さないよ。」
「!?」
「なんで笑ってるの?」
「なんか赤司らしいなって。後、少し嬉しい。」
「それはどうも。」
「フフッ」
「君はどうするんだい?」
「へ?」
「もし明日世界が終わるとしたら。」
「そんなの決まってるだろう?」
「?」
「赤司に殺されて、赤司が死ぬのを待ってるよ。」
「フッ、アハハハハ」
「なんで笑うんだよ!」
「ごめん、ごめん。ほんとにそれでいいのかい?」
「むしろそれがいい。赤司が殺して。俺は赤司が死ぬのは見たくないから。」
「あぁ、そうするよ。」

君の死さえも僕のもの。
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