Short★book
□明日世界が終わるとしたら
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〜紫原と氷室〜
「なぁ敦。」
「んーなぁにー？」
「明日世界が終わるとしたらどうする？」
「え！？明日世界終わんの！？」
「もしもだよ。もしも。」
「なぁんだ。んーそうだなぁ。」
「ん？」
「そんなこと分からない。」
「え。」
「だってほんとになるわけじゃないじゃん。分かるわけないよ。」
「ま、それはそうか。だけど、なんかないのかい？少しくらいあってもいいと思うんだけど。」
「分かんない。」
「ﾌｩ」
「んじゃ室ちんは？室ちんはどうすんの？」
「んーそうだな。聞かれてみるとよく分からないな。」
「ほらね。」
「ごめん、ごめん。」
「つーかなんでいきなりそんなこと聞いたわけ？」
「ただこんな日が、いつまで続くのかなと思ってね。」
「どういうこと？」
「さあね。」
「意味分かんない。」
「俺もだよ。」
嘘。ほんとは気づいてる。あんたが気づいてるってことも。