Short★book

□水色の花束
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なんか分かんないんスけど、なんとなく日記を書いてみることにしたっス!
明日は黒子っちの誕生日なんスよ。だから俺もう楽しみで眠れないっス。だけどもうすぐ仕事に行かなきゃいけなくて、しかも明日を過ぎるまでだから、俺が企画してた0時に家に突撃ってのが出来ないんスよ...あーもうマジショックっス.....マネージャーさんにちゃんと頼んだのになぁ。なんで仕事入れちゃうかな。さすがに決まったことを覆すのは無理っスけど、1年に1回の黒子っちの誕生日ちゃんと祝いたかったな。
黒子っちは優しいから気にしなくていいですよ。仕事を優先してください。って言ってたっスけど、やっぱ申し訳ないな。黒子っちってそういうとこで無理する癖あるし。
プレゼントは何にしようかなって悩んだんスけど、今日花屋さんで黒子っちと同じ髪の色の花を見つけて、一目惚れしたんで、それに即決したっス!黒子っちがそれ持ったら絶対可愛いと思うんスよね。もう天使を遥かに凌駕する可愛さだと思うっス!!
きっと黒子っちはありがとうございますって笑ってくれると思う。早くその顔見たいな。喜んで欲しいな。あーホントなんで仕事なんか....同じこと何回も言いそうなんで止めとくっス。
ちょっと遅れちゃうけど、黒子っちの20回目の誕生日を盛大に祝って、楽しい日にするんス。そんで朝になったらデートして、美味しいご飯食べて、夜になったら結婚しよって指輪渡して...そしたらどんな顔するかな。喜んでくれるかな。笑ってくれるかな。それとも泣いちゃうかな。あ、でも断られちゃったらどうしよ。俺が泣くかも。そんなことはないって願いたいな。うん、絶対ない。俺は黒子っちを信じてるっス!...なんでだろ。あの時の丁重にお断りさせていただきますって言ってた黒子っちの顔を思い出したっス....
あ、そうそう今日はすっげー満月なんスよ。満月ってなんか黒子っちみたいなんスよね。おっきくてあったかい感じがするところとか。そんで綺麗なとこ!ここ大事っス。
俺は黒子っち以上に綺麗な人見たこと無いんスわ。一生懸命で、時々えぇってなるようなこともするけど、そんなとことか全部全部ぜーんぶ大好きなんス。今でもなんでこんな人が俺の側にいてくれるんだろってたまに不思議になるけど、もしいてくれなかったら俺は俺じゃなかった。だから心から思うんス。俺を選んでくれて良かったって。そんでさらに思うのが好きになったのがこの人で良かった。黒子っちを好きになれて良かった。黒子っちもそう思ってくれてたら嬉しいな。もしもなんで黄瀬くんなんか...とか思ってたら.....あ、やっぱ考えるの止めるっス。でもなんとなくだけどそれは無いなって思う。別に自意識過剰とかじゃなくて。黒子っちは思ったことを隠すこともあるけど、それは絶対人のためだ。だからほとんど思ったことはズバッと言っちゃうタイプ。たまに傷つくこともあるけど愛情の裏返しだって知ってるからちょっとは気にするけど全然気にしない。
後、あの笑顔が偽物だなんて俺には到底思えない。嬉しいって大好きって伝わってくるあの笑顔が俺は大好きだ。そういうのあんまり言葉にはしてくれないけど、俺が伝えても返ってくることは少ないけど、俺は大好きだよって言う。絶対に見れるあの表情が黒子っちにはよく似合う。大好き。
でも未だに愛してるとは言ったことがない。なんか恥ずかしいから。言おうって思っても中々喉を通ってくれない。だから明日は絶対に言うんス。そんであの花束と指輪を渡すんス。
指輪はきっと言わなくても分かってくれるだろうけど、花束はどうかな。その花見て黒子っちを思い出して、その後店員さんに花言葉聞いて即決したんスよ!分かってくれるといいな。なんか自分から言うのって照れくさいじゃないスか。
あ、もうそろそろ出ないとヤバイっス。日記ってどうやって終わるんだろ。あーとりあえず明日が楽しみっス!!
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