女装しなきゃいけない赤司様!

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「僕に逆らう奴は親でも殺す。」
僕はこの言葉を過去に戻って今すぐにでも撤回したい。
確かに本当に思っているさ。僕に逆らうことが間違いだ。けれど...けれど!光樹の前で言うべきではなかったな...うん。
いや、あの時は本当に必死の思いだったんだよ。征華こそが本来の僕だからね。そんな風に振る舞ったらバレルと思ったんだ。




あれ?おかしいな。僕は僕じゃないのか。征華が僕なのか。

じゃあ...僕は一体なんなんだ?











「黒子...聞きたいことがあるんだけど.......」
降旗はあの時こそびびりまくってはいたものの、あの場を離れてからはひたすら何かを考えこむようにベンチに座って下を向いていた。
黒子は赤司の件が衝撃すぎてフリーズしているのではと心配で側に付き添っていた。
やっと口を開いたかと思えば、質問があるとのこと。

「...なんですか?」
赤司の奇行については僕にも分からないと顔が語っていた。
聞かないでくれと気持ちを全面的に押し出していた。
さすがにあからさますぎて降旗は苦笑を零した。
「赤司ってさ...」
その一言に黒子は構えたが次の言葉に目が点になった。




「征華さんだろ?」
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