ショウセツU

□瀬戸際、愛
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自分でも驚いた
あの男を倒すことが二番目に浮かんだ

なぜ自分は死の瀬戸際に、あんな あんなガキの事なんか、。





―見覚えのない部屋

遠くの方で物音が聞こえた
自分はまだ生きているのだろうか。


「っ…何処だ、ここは」

暖かい布団から良い匂いがした。
身に覚えのある匂いだ


「…何であいつの…」

死を間近にして最初に浮かんだ男の匂いだ。
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