ショウセツU

□だから、罪
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俺という


生き物は


イラナイ。







―砂埃が舞う夜
崩された瓦礫で足場の無い街。


眉間に皺を寄せて その光景を見回す ソル。

力のない月が明るく感じる程 落ちた心。


輝く星を一つ一つ燃やしてしまいたい程の悔い。





「…何をしている。」


響く声。


大好きな 声。


愛しさえもしている

カイ=キスク。
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