運命を記し書物

□真秀ろば(1)〜歪みの生まれ〜
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そして始まる召喚の儀式。
集まった人々は、跪き女は独裁者のように振舞う。
「さぁ今宵は、我等が長年待ち続けた日が、
漸く訪れた」
「なんと言う素晴らしき日!」
「この日をどんなに待ち望んだことか!」
「祭司様。早く召喚の儀を!」
「我等に栄光を!!」
「地位を!!」
「名誉を!!」
人々が口々に叫ぶと、女は静かにするように!と一言。
すると、人々は静まり返り、女を見つめる。
女は、少年に近づき囁く。
「さぁ、神威呼ぶのです。偉大なる我等が王を!」
女に促され、少年は呪文を口にする。
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