小説

□連想すること。
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「あ、ルカさん飴いらない?」
「飴?」
「キラからもらったんだ♪」
「…あのキラからか?」
「うん」
頷きながらにっこり微笑むマヤは、やっぱり強者だ。
「なんかね〜『やるよ。寮長には効かなかったからもういらない。ふふふ、しかしどうもあの人はムチとの相性の方がいいみたいだ…本人の望む望まないに関わらず、な…ふはははっ』って言いながら僕にこれ渡して行っちゃったの」
と飴の沢山入った袋を指差すマヤ。
「へえ」
結構マヤとキラも仲がいいんだな。
「まあそんなわけで、好きなやつ2個選んで?」
みんなにあげてるんだ、とマヤは屈託のない笑顔でこちらを見る。
「そうか。何味があるんだ?」
内心苦笑いしつつもマヤに尋ねる。正直あまり飴は得意ではないのだ…あ、ならカムイにあげればいいか。舐めてる間は煙草吸わなくてすむし。
「えっとねー、リンゴにー、桃にー、アセロラでしょー、…」
と種類を読み上げつつその飴を机に置いていくマヤ。
「…メロンでしょー、苺でー…」
長いので少し省略。
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