小説
□七夕前日。
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７月６日。
「あ、明日か…」
ソファーに寄り掛かり、テレビをぼんやり眺めながらルカが呟く。
「七夕」
ソファーに座っていた恋人を振り向き一言
「笹欲しい」
「何お願いするんだ？」
「『大学卒業できますように』」
「そんなにヤバいのか…」
「………」
「おいっ、この前間に合わないとか言いながら徹夜してたレポートは結局間に合ったのか！？出席日数は！？」
「…おやすみ」
「こらっ！」
「あ、悪い、忘れてた」
ちゅー
「………っ！」
「おやすみー」
「ルカっ、寝るなら歯を磨いてからっ…！」
end