音のキャンバス
□蜩
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これはとある都市で起こった事件
小学生から中学生までの男女合わせて10人がある日忽然と姿を消した。
全員の共通点は、全員がいなくなる直前まで鬼ごっこをしていたということだけ
住んでいる場所も時間も季節も年齢も性別もバラバラ
警察は何年もの間、調査を行ったが誰一人として見つかることはなかった
一人の怪しい男を容疑者として捜査していた時期もあったが、その男は変死体として発見される
ある日桜、澪、友香、加奈子のもとに一通の手紙が届く
その内容はたった一言
「みんなで一緒に遊びましょ」
差出人は事件で消えたはずの真夜から
この手紙は本当に真夜からのものなのか?
彼女は生きていたのか?
今までどこにいたのか
そしてなぜこの手紙を送ってきたのか
桜たちは自分たちの母校であり、5人が出会った場所である⚪⚪小学校へ向かった
今は旧校舎となり普段はだれも使っていない母校
そこにはいったい何が待ち受けているのか
次々と姿を消してゆく友たち
どうして私たちがこんな目に合わないとダメなの?