あか恋 II【黒バス】
□第 T 話
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私の頬には夕日でキラキラと光る涙がつたっていた
驚いた彼の顔を涙で滲ませている
どうしてこんなに涙が出るんだろう――
貴方「私…なんで泣いて・・・うぐっ・・・あれ…止まらない・・・ひくっ」
何度も何度も涙を手で拭う
彼は驚いた表情は見せていたが涙を手で拭って優しく抱きしめてくれた
優しくしないで 優しくされたら、私は―――
また、好きになっちゃうよ
また、彼のぬくもりにドキドキしてしまう
彼のこと好きになっても
無駄なのに―――
貴方「私・・・・私・・・うぐっ」
話す度に涙が頬をつたっていった
好きになっても無駄かもしれない
でも、私は好きなんだ
この人のことが
大好きなんだ―――
貴方「私・赤司くんのこと・・・・好きになっちゃったんです」
私の気持ちを素直に伝えよう
もし、無駄だったとしても
貴方「赤司くんのこと・・・・好きになっても・いいですか…!」
私が言うと、彼はもっと強く抱きしめてくれた 強く…優しく・・・――
赤司「当たり前だろう、好きになるのは人の勝手だ」
彼はそう言ってくれた、ただ好きになることを許してくれた それだけで私は嬉しかった