桜日和
□桜日和 番外編 「謹賀新年」
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こんにちわ、鯰尾藤四郎です!
今日はこの本丸の年末年始の様子をご紹介したいと思います!
あと、主は忙しそうにあちこち走り回っているので、あまり出てきません。
途中で捕まえたら、話してみますね!
びでおって言うのを渡されたんですが、よくわかんないな。
まぁ、なんとかなりますって!
まずは、大掃除から!
「普段使ってないとこなんてどうでもいいでしょ!?」
さっそく文句が聞こえてきました!
うちのじゃじゃ馬娘(?)の乱藤四郎です!
「でも、この本丸ひさびさに使ってるんだろ?蔵なんて埃だらけだぜ」
マスクに三角巾とメガネ改めてゴーグルの完全防備なのは、これまたうちのしっかり者短刀の薬研藤四郎です。
「て、言うか鯰尾兄さん、それなに」
「ん?びでおって言ってた。主から預かったんだ」
「やだ!可愛く撮ってよ!?こんな埃だらけの姿やめてよね!」
「で?」
「ん?何、薬研」
やろうや、掃除。と肩をぽん、と叩かれた。
すみません、ちょっとびでお置きます。
薬研の顔がすごくこわくて、柄まで通されそう。
「回しときゃいいだろ。」
と、びでおは本棚に置かれた。
「誰かがサボったって証拠になるだろ?」
「ちょっとボク見るの辞めてくんない?やるし!」