log
□いつもどおりが一番
1ページ/2ページ
『2人ともっこれあげる!』
それは昼休み
屋上での出来事でした
「なにこれ?」
「飴か…」
私は一緒にお弁当を食べた和成と真ちゃんにデザートにと飴を渡した
『美味しいから食べて!オススメ♪』
そう言うと
「マジ?じゃっもーらお♪」
「そんなに勧めるならどれほどのレベルか気になる。食べるぞ」
2人は同じタイミングで
パクっ
食べた
「確かに…」
「うまいのだよ…」
「「…は?」」
先にしゃべったのは真ちゃん
後にしゃべったのは和成
ということは…
『成功!?』
「ちょっどゆこと!?」
「さっさと説明するのだよ!」
焦る二人に対して
私は冷静に説明した
『実はねーそれ、イレカワルンって言って、同時に食べると中身が入れ替わっちゃう飴なんだ☆』
「「…はぁあああ!?」」
二人の声が屋上に響く
いや、大きすぎるんだけど!
「どうしたら戻るのだよ!」
『わー和成がキレてる!ボイスレコーダーでとっとこ』
携帯を出してすぐに撮り始める
「人の話を聞け!」
「まぁまぁ真ちゃん落ち着いて」
「Σなんで高尾は落ち着いてるのだよ!」
「だって真ちゃんになれるとか…なんかいろいろ出来て楽しそうじゃん♪」
「なっ『わぁあああああ!!』なんなのだよ!?」
『真ちゃんが笑ってる!!ムービー録らないと!!』
即ムービーに切り替える
「な…録るなー!!」
『和成、スマイル!!』
「イエーイ!!」
「止めろー!!!!」