黄色王子と天然天使。

□第1羽 入学式
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中学時代




帝光中でバスケをしていた俺(中二からだけど)




キセキの世代と呼ばれ



全中で三連覇を成し遂げ









そして





「ここが海常っスか」




今日、海常高校に入学する









「はー…」




入学そうそうため息が出ている入学生なんてあんまりいないと思う が、


俺、黄瀬涼太と同じ境遇に合っていたら逆にため息が出ないほうが不思議だ


だって…




「キャー黄瀬くーん!」


「カッコいー!!」




名前も知らない女の子達が俺の周りで騒いでいる


…俺がモデル業をしているからだ


こんなことは何度かあった


でも…だからこそ


顔を作らなければならない


これが意外と大変なんだよなー…


と、こんな話は置いといて


俺が入学するこの海常高校


多分…俺の知り合いはいない


なぜなら!


ここまで来る人なんていないだろーから(わざわざ神奈川になんて)


俺はバスケしにここに来たわけだし


ちょっと心細いけど


ま、学園生活楽しもっ!



って…




「ん?」




前方になんか…見える


キャラメル色の髪


低めの背


見覚えがある


いや


いつも見ていた






「由来っち…?」




思わず呟いた名前に振り向いた彼女は




『涼君!』




本当に俺がよく知る彼女だった
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