ヤンデレと付き合う方法
□はる たす とおる いこーる
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そのに、依存し合う。
「とーる、朝ごはんなぁに?」
「昨日洋食だったから和食にしたよ」
「あ、お味噌汁、あわせ?」
「うん。ちょっと白味噌多いの好きだったよね」
リビングに入るとふわりと鼻腔を擽る味噌の匂い。
とおるは赤味噌が強い方が好きなのに僕の好きな方作ってくれたんだ。
そんな些細なことにもぼくは満たされる。
「へへ、とーるだーいすき!」
「俺も大好き!ね、ご飯食べたらえっちしよ?」
「もー、とーるくんはえっちが好きですねー」
茶化すようにそう言うと、とーるのお腹に抱きつく。
苦しいくらいに力を込めて腕を回すと、とーるも嬉しそうにぼくの腰に腕を回してくる。
優しいのに執着を感じる強さが、嬉しい。
「だってはるを一番近くに感じられるからね。本当は、一個になれたら良いのに」
「そんなの駄目だよ!一個になっちゃったらとーるといちゃいちゃできない!!」