Nobel

□最後の晩餐
1ページ/1ページ





喉に擦り付けるように種付けをされる。嗅ぎ慣れた青臭い臭いが鼻を刺すのとほぼ同時にあ、死にたいと思った。それでも喉を犯し続ける誰かの性器の律動は止まらずアナルを犯し続ける性器は一際痙攣した後中で射精をしその精液が溢れないよう次の人へと受け渡される。目隠しをされているから周りの様子は何一つ解らないが、ただひとつ言えることはこの行為、セックス?(とは言わないか)強姦、リンチ、レイプが終わった後俺は殺されるだろう。これでももう何日も犯され続けているんだ。腹の中には排泄を許されない男の精液、精液、精液、精液、精液。薄汚い、きったない精液。腹の中でたっぷたっぷと音をたてる。きったない。汚い汚い汚い。唇をなぞるようにして舐められれば漏れる呻き。乳首を撫でられれば上がる喘ぎ。ちんこを擦られる度上がる嬌声。アナルを犯される度上がる叫び。あれ、なんかもう俺が精液みたいじゃん。きったない。汚い。いくら種を残したって宙に吐き出したって溢れ出て意味もなさない。犬のマーキングよりも酷い。醜い。死にたい。死にたい。もう殺せよ。精液が出なくなって三日は過ぎた。勃起もしない。聞こえるのは耳元で吐き出される男の息とアナルを犯すパンッパンッという肉を打つ音、フェラの淫靡な唾液音、腹の中でたっぷたっぷという精液、そして。


「…次は俺の番だ」

耳元で聞こえた阿伏兎の声。

「…ああ」

勃起、しちゃったじゃん。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ