Nobel

□架空妊娠とその種
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※微グロ、鬱、観覧注意。高杉も神威も狂っているので嫌な方はブラウザバックをお願いします。観覧後の批判は受け付けておりません。










君を殺すのになんの罪悪感も感じない。

例えばホラ、今君の首に爪を立ててぎゅっと指をねじ込んだとする。吹き出す血は俺の手を顔を髪を濡らして君はそのうち白目なんて向いちゃって汚いもの口から出して死んでくんだろう。


君が僕を殺すのに優越感を感じる。

抵抗する生気さえ俺にはなくて君がどう殺してくれるのかなんて全く以て俺にはわからないけれどそうだな、散々犯されて腹の中には妊娠?これ俺の赤ちゃん?ってほどねじ込まれ吐き出された精液をひたすら溜め込んでゆっくりゆっくり指なんて耳なんてちぎってくれたりなんかしちゃって。そんな君は多分それを口に含んで美味しくねぇなんて涙を流すんじゃないの?知らないけど。膨れあがった俺の腹を優しく撫でていつ生まれるんだ、出産日はいつだなんていつか見たあの優しい笑顔を顔に貼り付けながら聞いてくる君の手はしっかりと俺の穴を抑えて中身が飛び出さないようにしている。踏ん張って出してやろうか。出てくるものなんて白く濁ったお前の精液精液精液精液。お前はそれを優しくすくい上げて笑顔を向けてよく生まれてきたななんていうんだろう。知らないけど。


お前はなかなか生理が来ないからいつでも妊娠の心配無くセックスができるなって笑ったあの日となんでお前には子供ができないんだ早く生んでくれよ、なぁ、なんでお前のちんぽからは精液が出るんだよ子宮があるくせにと俺を殴ったあの日はいまこうしてあと少しで終末を迎えようとしている。子宮なんてあるはずもなく俺を女だと思ってる哀れなゲイは「妊娠していない」を指し示す検査管を優しく撫でたり膨れあがった俺の腹を撫でたりして満足そうにわらったりなんかして。


架空妊娠?違うよ。この腹はアイツが吐き出した精液によってできた願望妊娠だ。願望妊娠?妄想妊娠?当てつけ妊娠だ。八つ当たり妊娠だ。産まれてくるのは人じゃない。夜兎じゃない。排泄も許されなかった生臭くて形のない精液と便。


「バーーーーカ」
どんっと蹴り飛ばしてその場で俺は腹ン中のもの全部出す。ホラ生まれた。これがお前の欲しがってたお前の子供だよ。俺が孕んだお前の子供。バシャバシャと下品な音をたてて尻餅ついたままのそいつの目の前で現実を投げつける。それでもそいつは必死になって溢れたそれらを掻き集めて口に運んで俺の手を足を耳をちぎって引っ掻いた。最後に聞こえた言葉に安心して俺は死んでいく。


「美味しくねぇ」

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