Nobel

□コンプレックス
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※尿道攻め、スカ有り、強姦、玩具。ひたすら神威が犯されてるだけなので観覧注意。かなりドMになっているのでキャラ崩壊が嫌な方はブラウザバックお願いします。

観覧後の批判は受け付けておりません。





世界が真っ暗に染まる。がさりとした生地の布が目の前を覆うのとほぼ同時に、纏っていた衣服は音を立てて引き裂かれた。チクリとした痛みと共に胸元を流れ落ちる血液は、分厚い舌にべろりと舐め取られてしまう。なに、これ。気持ち悪い。


視界は覆われていて一体誰にこんなことをされているのかなんてわからないけど、確実に以前相手をした奴だということはわかる。さしずめ報復でもしにきたのだろう。にしても、酷い。やり方は様々あるし、俺もたくさんの人間を酷い目に会わせてきた。ツンと染みる公衆便所独特の臭いが鼻を刺激する。後ろで腕を組み膝をタイルに付ける形になっている俺は、冷静にもこの体制からの反撃は無理だな、などと分析する。多分、男は全員で三、四人だ。今できる精一杯のことをする。とりあえず、この男臭いアンモニア臭をできるだけ嗅がない様に自己暗示をかける。気にしない。気にしない。


耳元で汚い空気を乗せながら男が何度も俺の名前を呼ぶ。その声には少しの怯えと背徳感と優越感が混じっていて、劣等感を感じている俺を更にドン底に突き落とす。なぁ、団長さんよ。
「以外といい体してんなぁ。女みてぇだ」
ピンッと乳首を弾かれると、咄嗟に「あっ」と嬌声がもれ、反射的に口元を押さえようとして縛られていることに気付く。俺、今、ぐだぐだ。散々玩具さながらに弄くり回された性器は既にダラダラと先走りを漏らしていて、亀頭を握り潰される度電撃が走ったように背中が痙攣する。俺は、痛いのが気持ち良いのかもしれない。気付きたくなかった自分の本質。嗜好。『それ』は気付いたその瞬間からコンプレックスになり、そして、このシチュエーションを楽しむ発起材にしか成り得なかった。


「あ、ひ…っ、あんっ、んゆぅぅ、ぎ、ひぐ、あ、あぁぁ!」
「おいおい団長さんよォ、そんなにちんぽ握り潰されて気持ちいいのか?」
「乳首も勃起してるみてぇにかてぇよ」
「ひっ…ああぁんっ!」
ぐちゅ、ぬぷ、卑劣な愛撫の音と自分の女みたいに高い喘ぎ声が鼓膜を揺らす度根本をキツく縛られた性器は質量を増した。亀頭が腹の先を掠め先走り汁がぱたぱたと落ちる。逝きたい、逝かせて、と叫びたい願望の裏側にもっと俺を虐めて、まだ逝かせないで、もっといたぶって、と感じている自分もいたことにがっかりする。逝けずに膨れ上がるだけ膨れ上がり、細い性質のヒモで縛られた性器が青紫色に変色してもこの痛みは快感でしかない。
「ひぐうぅっ、…はっ、あぁんっ、だめ、も、…っの、ヒモ、ほどいて…っ」
「ははははっ!最強と恐れられた天下の団長様がこんなにド淫乱なんてな!とんだ当たりモノだったぜ」
「そんなにイヤイヤしててもお前の腰はもっと欲しいって言ってるよ」
ぬぷ、と尻の穴を関節の太い男の指がまさぐる。背筋が凍るような感覚と、押し寄せる快感。
「…っ、あ、あぁ、あぁああっ!!おしりの穴、やだ、…め、そこは、やらぁ!!」
呂律が回らず、必死に体を捩らせる。正直に怖い、と思ったのもあるが、これから始まる呪いのような快感がどれだけのものか想像したら、怖くてしかたがなかった。俺のアナルは、もう何度も男の性器を受け入れている。


「お前のために、面白いモン持ってきてやったんだ。おい、出せ」「へいへい、命令すんなよ。ホレッ」「おおっ、こんなん大丈夫なのかよ」などという男達の会話を適当に聞き流して、俺は快感を得ることしか考えられなくなっていた。隙があればこの尿と精液とカウパーと涎と涙でぐちょぐちょになったタイルに性器を擦り付け、質量を増す度ヒモが食い込む快感をじわりと感じていた。
「ああぁんっ、ひぐっ、んんっんっ、ん、はぁぁっ」
「おい、コイツ自分からちんぽ擦り付けてるぜ!」
「そんなに欲しいなら、くれてやるよ」
低い重低音と、波打つようなリズムにうねる音が聴こえる。その音を聴いただけで、射精できずとも俺は絶頂を迎えそうになる。
「ド淫乱な団長様には、このくらい太いやつじゃねぇとな」
ドロドロになった赤黒い肉の中に、遠慮も知らない太く脈打つ玩具が混入される。死ぬ、しぬ、しぬ。
「あぁァあぁ、だめ、ひぎいっ!…ぐっ、あっ、ああああ!!」
アナルと性器がびくびくっ、と痙攣して、真っ黒だったはずの視界が一瞬真っ白に発光する。口の端からだらしなく涎が垂れる。物凄く、惨めな姿だ。
「射精せずに逝ったのか?」
面白がっているような男達の下卑た笑い声が響く。玩具の振動は止まらない。性器の痙攣も、止まらない。
「だめ、死ぬぅっ!ひぐぁっ、あぁんっ!!ちんぽ、壊れるからぁ!」
微かに残っていた理性はブッ飛び、止められない欲望だけが体を、脳を支配する。アンモニア臭なんて気にする余地すらなかった。


「まだだ」
小さく聞こえた声を聴き逃さないように意識を耳に集中させる。がさごそと何かを漁るような音に、響く重低音。男達の気味悪い笑い声、止められない嬌声。
「なぁ団長さんよぉ、逝きたいか?」
その言葉を待っていたかのように、俺は無意識のうちに首を何度も縦に振っていた。悔しい。悔しい。惨めで、悔しい。でも、気持ちいいのは確かで、もっといたぶられたいのも、事実だ。
「あぁそうか、わかった」
「あっ、あああああぁあっ!!!」
男の手が性器に触れたかと思うと、今までにないほどの勢いで性器を上下にしごかれる。それと同時に性器をキツく縛っていたヒモもほどかれ、あまりの衝撃に長い射精を繰り返す。
「だめ、だめぇ!!壊れゆ、おかしくなるからぁ!!!ひうううっ」
「まだまだ、これからだぜ?」
そういって性器の根本を掴むと、男は勢いよく俺の尿道に細い棒を突き刺した。


「ひぎっ…ぐぁああっ!!…っは、はひっ、…っ!」
一瞬の出来事に、息が止まる。呼吸の仕方がわからなくなり、頭がくらくらとする。痛い。いたいいたいいたい。性器の奥深くまで突き刺さった細い棒は、そのまま膀胱を突き破ってしまうのではないかというほど痛かった。
「団長さんには素質がありそうだったから、俺たちが責任もって、尿道から開発してやるよ」
そういうと男は何度も尿道を刺激した。動く度中が熱くて、痛さに死んでしまいたくなる。消えてしまいたい。そんな激痛と戦っている間も絞り出すような愛撫は続き、普通だったら縮み上がりそうな性器もまた勃ち上がる。
「…っ、ひ、…っ!?」
あれ、尿道への刺激なんて今まで激痛しか感じなかったのに。ある一点を突かれた途端、射精感とは少し違った快感がざわざわと体を巡った。
「…ここか?」
「うぁ、…ぁ、ひぐっ、んむぅっ!」
ぐり、と奥を抉られる。ああ、そうだ。そこだ。でも、何これ。俺、ここばっかり弄られら、もう。
「あ、…あぁあっ!いぎ…ひっ…やだ、やだやだ、だ、め、んゆううぅっ…!」
「ウソつきはいけねぇなぁ」
「…ひっ、あ、いぎ、…あ、ぁあぁぁ、あんっ、っは…、ひぐ、ああん!あああああああっ」
「うるせぇ!」
バシッ、と男が頬を平手で打つ。それでも、止まらない。止められない。与えられる強い快感も、止めどなく漏れるカウパーと涙と女みたいな喘ぎ声も。
そして、
「…っ、おしっ……っ!ひぐっ」
「あぁ?なんだって?」
男はこの時を待っていましたと言わんばかりに更に尿道を上下させる。
「ああぁあっ、…っ、ぁ、……イレ、さっ、…て!」
「…聴こえねぇなぁ」
ぐり、最奥を突かれたのとほぼ同時に、知性も理性も吹っ飛んだ。
「トイ、レ…!おしっこ…させて!」
プライドがズタズタにされ、舌を噛みきって死のうかなんて考える間もなく男が鼻で笑うと、性器、尿道、アナルへの愛撫が一層強くなり、そして、一気に尿道を埋めていた棒を引き抜いた。
「あぎっ、い、はっあぁっあああん!ひうっ、や、だめ、とま、な、んぐっ、あああああっ!!…っ、ああっ」
音を立てて精液と尿を撒き散らす。やだ、もう。今日、なんの日だっけ。


失禁したあとすぐに、男達は声をあげて笑った。「あの神威が」とか、「あの化け物が」とか、薄れ行く意識のなかでそんな言葉が行き交っていたように思える。自分でも知らなかった性癖を体に叩き込まれた俺は、何もかもが放心状態になっていた。視界がパッと明るくなり、目の前には尿と精子とカウパーと、なんだかぐちゃぐちゃに混ざりあったものがベットリと広がっていて、ゲラゲラと笑いながら公衆便所を出ていく男達の顔を確認することもせずに、俺は。


「…阿伏、兎」
ずっと頭の中にちらついていた男の名を呼ぶ。ごめん、俺。


「そんなに、嫌じゃなかった」

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