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□さまようエイリアンの手
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叫んだ勢いで立ち上がったままだったのがそのまま目を見開き固まる。

「…じゃねェなァ」

「…………………は?」

「すき、でもねェし」

「…」

「尊敬でも嫌悪でもねェ」

腰が抜けたようにだらりとベンチに逆戻りし彼を見つめる。

「そんなもんどーでもいいよ俺ァ。その時のキモチに従うのみ、よ」


「…………そんなんだから無職なんだマダオが」

「てめっ…今珍しくマジで話してただろーが!なんか恥ずかしいじゃん!バカみたいじゃん!」
「バカそのものだ」
「テメェぶっ殺すぞマジでェェ!」
「上等だ」



そうして俺は今日も知らぬ間に未知の生物に振り回される。


そう 彼の名は−






END



冒頭とラストの語りの主語は銀時と土方どちらでもあります。
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