horror*dream
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学校全体が静まり返っていた...
ぴちゃん…
普段入れないソコは、とても異様な雰囲気を醸し出していた。
ぴちゃん……
「で、女子トイレでどうすんだよ…？」
「確か…手前から順に３回ずつノックしてくんやない？」
「手前から、ね…！」
ジローがトイレの個室を順にノックしていく。
コンッコンッコンッ…
コンッコンッコンッ…
コンッコンッコンッ…
「……何もなんねぇな」
トイレの入り口付近にいた岳人の呟きが響いた
「はぁい…」
「ッ！！！」
聞こえるはずのない女の声が……。
皆が息を飲んだ。
夜の学校に似合う静寂が起こる。
「…はーなこさーん！あっそびましょー！」
静寂を破るジローの声…。
他のレギュラー陣は、自らの頭から血の気が引くのがわかった。
「ジ、ジロー……」
ジローの行動と予期せぬ出来事に、声を絞り出すのが精一杯だった。
ぴちゃーん……
「ふふふ…
ねぇ、何して遊ぶ？」
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