星に落ちる


□06
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「……このソファー、寝心地いいわー…」

そう呟きつつ伸びをして完全に眠気を飛ばした。
ふと、ベッドをみればそこに棗の姿はなく、よく見てみればベッドの下に落ちていた。
どんだけ寝相悪いんだコイツ……
今の時間が何時かわからねぇけど…どうすっかな。
と思った時に扉が数回、ノックされた。

「だーれでーすかーっと…」

気だるげに扉を開ければ、そこにはコロn…ゲフン、ソードナイトが居た。
はじめましてコロネ。

「おはようございます。」
「え、あぁ、おはようコロネ」

寝ぼけていたせいかついコロネと言ってしまった。
え?寝ぼけてねーだろって?
ナンノコトカシラ

初対面でコロネはねーだろオイ
「あ、すまん、寝ぼけてた。」

いやいやいやいや、あの、なんで剣の柄に手を伸ばしてるん…
短気?短気なの??

「ソード、これから私達の仲間(部下)になる人を斬っては駄目だ。」

赤い兜飾り?だかなんだかを揺らしてブレイドナイトが歩いてくる。
あの、()の中が気になるんだけども…

「ところで、誰??」

うん。初対面って言ってたから初対面だよね?
昨日会ってないし。

「あぁ、私はブレイドナイト…で、こっちはソードナイト。
私達はメタナイト様の部下で、昨日、君たちの話をメタナイト様から聞いて挨拶しに来たんだ」

もしかして起きたばかりだったか?と聞かれて頷く。
いやいや、それよりさっきの()の中を…!!

「まぁ、挨拶以外にもあってだな、
お前達をスカウトしに来たんだ。」
「スカウト?」

うん、だいたいわかった。

「昨日、魔獣を一人で倒したと聞いて…是非ともメタナイト様の元で働いてほしいと思って…」

就活しようと思ったら仕事から来るとかマジいいネ!

「丁度良かった〜!!今日から働くとこ探そうとしてたんだ!
俺でいいなら!」

今の俺の笑顔にはキラキラエフェクトかかってると思うんだ!

「そうですか!良かったです。」
「オレはちっともよくねぇよ!いきなり部下二人増えんだぞ!?」

ん?二人?

「もしかして…棗もか…?」
「はい!」

……俺の返事1つでアイツもか……まぁ、いいか☆
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