妖怪ヒーローアカデミア2
□73話
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これでパーティー会場まで行けると喜んでいると、いきなり長身の警備の人が"個性"を使って攻撃してきた。
水の個性が切島くんに当たろうとすると、横から巨大な氷が切島くんを守った。
『この個性って!』
氷の発生元に振り向くと背広を着た轟くんだった。
違う道には集まる約束をしていた皆がいて、轟くんがいっくん達を上空へと上げた。
「どういうことだよ轟?」
「放送聞いてないのか?このタワーが"敵"に占拠された。」
『えっ!?』
この建物に入った時は通常通りだったはずなのにいつの間に"敵"が入ってきたのだろう。
しかし"敵"がいてもここの警備システムは頑丈で、しかもオールマイトもいる。
だが轟くんは個性を使って、警備の人だと思っていた"敵"に攻撃する。
『人に対して個性を使うのはダメだよ!』
「そんなこと言ってられねーだろ!」
かっちゃんまで個性を使うが、避けられて切島くんが庇って飛ばされた。
『プロヒーロー達は!?
オールマイトも来てるから私達が相手しなくてもいいんだよ!』
ヒーロー殺しの時のように、私が行った行動で他の人に迷惑を掛けたくない!
私はその一心で止めるが、轟くんから知らされたことは驚愕だった。
「オールマイトも他のプロヒーローも拘束された!
この島は"敵"に包囲されて島中の全員が人質にされてる。
俺達しか動けるもんはいねーんだ!」
「オールマイトが!?
ヤバいよ!拘束されてからどのくらい時間経った!?」
『!!』
他のプロヒーローも拘束されてるってことは、オールマイトは1人じゃないはずだ。このままではいつトゥルーフォームに戻ってしまうかわからない。
でも轟くんにそんなこと言えるはずがない。
オールマイトは大丈夫なのか?
私が行って回復するべき?……いや、オールマイトならいつでもやぶれかぶれ院長のメダルを持っているはず!
『……わかった!
私も手助けする!』
迷惑を掛けるとか言ってられない!
この島の人達を助けないと!
『ジバニャン!ゴリラの人に百烈肉球!』
背の低い"敵"にジバニャンの拳が当たり、かっちゃんの爆破で吹っ飛んだ。
長身の"敵"がかっちゃんに攻撃をするが、かっちゃんは服を破られるくらいでギリギリ避ける。
その攻撃の最中にかっちゃんが"個性"の一つであるニトロ状の汗を"敵"に浴びせ、轟くんの炎が"敵"を倒し、氷で拘束した。