妖怪ヒーローアカデミア
□38話
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障害物競争の上位42名が次の競技に参加出来る。
ほとんどがA組とB組で埋まれているが、普通科とサポート科も入っていた。
「そして次からいよいよ本番よ!!
ここからは取材陣も白熱してくるよ!キバリなさい!!!」
取材陣や各事務所に所属しているヒーローは、200人を越える第1種目とは違い、人数が減って一人一人に目が行きやすくなる第2種目から誰を題材にするか、誰を引き抜こうとするか目を凝らす。
「さーて 第二種目よ!!私はもう知ってるけど〜…何かしら!!?」
またドラムの音がなり、皆スクリーンに目を向ける。
「 コレよ!!!! 」
そこには"騎馬戦"と書かれていた。
「 騎馬戦…!オレダメなやつだ…。」
「 騎馬戦…!///」
「個人競技じゃないけどどうやるのかしら。」
応援席にいたジバニャンが帰ってきた。
「参加者は2〜4人のチームを自由に組んで騎馬を作ってもらうわ!
基本は普通の騎馬戦と同じルールだけど一つ違うのが…先程の結果にしたがい各自にΡ(ポイント)が振りあてられること!」
「入試みてえなΡ(ポイント)稼ぎ方式か。わかりやすいぜ。」
「つまり組み合わせによって騎馬のΡ(ポイント)が違ってくると!」
「あー!」
クラスメイトが解釈し、各々に説明する。
説明を取られたミッドナイト先生は鞭を振って怒った。
「ええそうよ!!
そして与えられるΡ(ポイント)は下から5ずつ!
42位が5Ρ(ポイント)
41位が10Ρ(ポイント)……といった具合よ。
そして1位に与えられるΡ(ポイント)は1000万 !!!! 」
ミッドナイト先生の言葉に反応し一斉にいっくんに目線を向ける。
「 1000万? 」
いっくんは目を大きくして冷や汗をかき唖然とした。
「いせ、いいせま、いいいいいいあああーー!!」
「ウィスパー言えてニャいニャンよ。」
『2位の轟くんの205Pから一気に飛んでるね〜。』
「 上位の奴ほど狙われちゃう___……
下克上サバイバルよ !!! 」
「上位っていうか主に狙われるの出久だけだよね。」
いっくんにとって不安だらけの騎馬戦が始まろうとしていた。