妖怪ヒーローアカデミア

□40話
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午後の部一番最初に行うのはレクリエーションで、第3種目に出場する生徒は自由参加となっていて、今までに脱落した生徒も参加出来る。
なので脱落した生徒が最後の悪あがきに自分をアピールする場になっている。

お祭り好きな私はレクリエーションにも出るつもりで準備するために控え室に行こうとしたのだが、いっくんもかっちゃんも出ないみたいで断られた。
精神統一するために一度一人になりたいらしい。

仕方なく一人でお弁当箱の入った袋を持って控え室に行くと、三奈ちゃんと透ちゃんが私に気付いた。

「あ、居た居たー!
なかなか来ないから探しに行こうとしていたんだよー!」

『何かあったの?』

「なんかぁ、女子でチア踊んなきゃいけないらしくてさー…ヤオヨロが服作ってくれたから着替えないとなんだって。」

はい。とオレンジ色の衣装を渡される。

『随分急だね。
相澤先生忘れてたのかな?』

「そうかもねー。衣装忘れて生徒に作らせてんだもん!
あ゙あ着たくないよー。」

「私は可愛い服着れて嬉しいよ!」

衣装を見ると胸元にUAと書かれているのだが、スカート同様上もかなり短いような気がする。

『制服より短い…。』

「ニャー!可愛いニャン!霊和ちゃんニャら絶対似合うニャン!」

「この衣装八百万さんが作ったので露出度高いですね〜。
しかし私のご主人様の霊和ちゃんに着こなせないものなど存在しませんよ!」

普段着もスカートだが膝丈くらいが多いので、短いスカートは制服しかない。
その制服よりも短いスカートを履く自信がない。

私がスカートを目の前に持ってきて悶々としていると、三奈ちゃんがスカートよりタンクトップ短い方が恥ずかしいだろ!と言ってきた。

『あ、さっきお昼ご飯食べたからお腹出てないかな?』

手で触って確認するがよくわからないので、体操着を捲ってお腹をウィスパーに確認させる。

「大丈夫でうぃす!
霊和ちゃんの引き締まった滑らかなお腹ですよ!」

「うわぁ!霊和ちゃんのお腹細い!」

「すっご!
お昼食べたんしょ?それなのにこのお腹は羨ましいわー!」

三奈ちゃんがお腹を撫でてくるのでくすぐったくて身を捩る。

「チアのこと知らなくて食べ過ぎちゃったんだよな〜。知ってたら時制したんにぃ…。」

会場に立ててある屋台の食べ物を結構買って食べたらしい。
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