妖怪ヒーローアカデミア
□46話
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轟くんと飯田くんの試合が終わり、ついにかっちゃんとの対戦になった。
ステージの上でかっちゃんと向き合う。
「手加減しねぇ。
テメェも本気で来い。」
『かっちゃんに勝てるかわかんないけど…、今ある力を出し切ってかっちゃんを倒すよ。』
「っ…、
とっとと始めろ!」
かっちゃんは口を開いたがすぐに口を閉じてミッドナイト先生に即する。
「ス、START!」
開始合図と同時にかっちゃんが飛んでくる。
『っ(やっぱり速い…っ!)』
ギリギリで避けて、回転蹴りを背中に喰らわせようとするが避けられてしまう。
バックステップして距離を取るが、すかさず間を詰めて殴ってこようとするのでしゃがんで避ける。
<<どっちも攻撃を喰らってねぇ!>>
マイク先生の実況が耳に入りながらかっちゃんの足をひっ掛けようとして私の足を伸ばすがそれも避けられる。
かっちゃんが掌を私の顔面に向かって出してきたので慌てて避けるが軽く吹っ飛ばされる。
ウィスパーとフゥ2に止められ場外は免れた。
今度は私から突っ込んでいき拳を振るう。
かっちゃんは避け、近距離で個性を使う。
予想出来ていたから軽々避けて、私は風下へとジャンプする。
私の姿が一瞬見えなくなったかっちゃんはそれでも前へ進んで近付いてくる。
だが私はこの一瞬で体操着を脱いでかっちゃんに投げ付ける。
『デカニャンお願い!』
風の抵抗で広がった体操着がデカニャンの取り憑きで何倍も大きくなった。
<<体操着がバッカでかくなったぞ!?>>
<<あいつ……(校長には好きにやらせろと言われてるが、言われていないことはやりたい放題だな)。>>
「目眩ましのつもりかよ。
何度も同じ手には乗んねぇぞ!!」
かっちゃんとお茶子ちゃんの試合でもお茶子ちゃんは体操着を囮にしていた。
かっちゃんは爆破で体操着を飛ばす。
「なっ!!」
本来ならば体操着がなくなり私がいた場所が見えるはずだった。
だが体操着がなくなった向こう側からバッカでかくなったシューズがかっちゃんに迫ってきていた。
私は体操着を投げてすぐにシューズも片方脱いで投げていたのだ。
二重に物があることでかっちゃんはそちらに意識が行く。
その隙に友達全員を召喚した。