妖怪ヒーローアカデミア

□47話
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フゥ2の説教が終わり項垂れていると、りゅーくんがずっと探してくれてたみたいだから友達になってやるのだ。とメダルを貰った。

コマじろうと先程よりは小さくなったデカニャンも来て、コマじろうはコマさんにわたあめをあげて二人で帰っていった。

私達は聖おかん達と別れてA組の観覧席へと戻る。

『ただいまぁ…。』

「ずっとどこに行ってたの!?」

問い掛けてくるいっくんの隣に座り、今までの事を話した。

「───…それであんな負け方しちゃったんだね。」

『ゔぅ〜…
かっちゃん怒ってたよね…?』

「うん…。もう一度勝負させろってミッドナイトに言ってたけど再戦は認められないって。」

『どんな理由があろうと負けは負けだもん。かっちゃんが勝ったんだよ。』

「そうだね…(勝負は霊和ちゃんが勝ってたろうけど。…かっちゃん、霊和ちゃんに負けて悔しいだろうなぁ)。」

私はステージを見る。ステージ上ではかっちゃんと轟くんの試合をしている。

『轟くん調子悪そうだね。』

「…うん。僕がイケなかったのかな…」

『いっくんが?』

いっくんと轟くんの試合の時、轟くんに炎の個性を使わす為にアレコレ言ったらしい。炎を出す事が出来たがそれ以降の試合では出さないから、炎を出すことにまだ戸惑っているんじゃないのかといっくんは心配していた。

『炎の個性か…。炎が嫌いなのか、エンデヴァー(お父さん)の事が嫌いなのかなぁ。』

「え!?あれ、僕轟くんのお父さんのこと言っちゃった!?」

『てことはお父さんが嫌いなの??』

いっくんはエンデヴァーの事を言ってなかったにも関わらず、私がエンデヴァーが原因だということに驚いた。
一回戦目の後に会ったと言ったら驚かれた。

『エンデヴァー好い人そうだったよ。
息子が誇らしい、好きなんだって顔してた。』

エンデヴァーが息子は轟くんだと言った時に優しく笑っていたのを鮮明に覚えている。
いっくんは信じてくれなかったけど、何度も言うと半信半疑ながらも頷いてくれたからよしとしよう。
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