妖怪ヒーローアカデミア2

□56.5話
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嫌悪感ある方は読まなくても問題ありません。ブラウザバックしてください。





〜緑谷出久side〜




僕には幼なじみが二人いる。

一人は爆豪勝己。通称かっちゃん。
何でもそつなくこなす天才で人前に率先して出るタイプ。だけど傲慢で器が小さい。
僕をイジめてくることもある不良。だけど僕自身の存在を否定することはない。
僕もかっちゃんも同じ年齢くらいから夢はヒーローって決めてて、かっちゃん一人で小さい頃から身体作りをするほどの努力家。知った時には、僕もヒーローになるって願ったのに、その為に何もしていなかったのを恥じた。

もう一人は妖見霊和。かっちゃんみたいにあだ名なんて恥ずかしくて出来なかったからちゃん付け。
妖怪や幽霊などが見える個性を持っていて、困っている人がいればどんな人でも手を差し伸べる優しい子。
たまにだけどこう思ったら意思を変えない頑固でもある。

俺が無個性でも優しくしてくれるこの子に惚れた。
かっちゃんも霊和ちゃんが好きだと知っていたけどこの思いは止められなかった。テストでも何でも1番のかっちゃんだけど、この思いは僕の方が大きいと思ってる。

僕もかっちゃんも好きだとアピールしているんだけど、10年たっても僕達のアピールには気付かれないな……。


実は僕がヒーローになりたい理由は平和の象徴オールマイトみたいになりたいのと、霊和ちゃんを護りたい2つの理由があった。
霊和ちゃんは可愛いし、人間じゃないモノが見える事で苦労してきた。
公園で遊んだ帰り道にオジサンが付いてきていたり、幽霊に取り憑かれて体調を崩すこともあった。
幽霊じゃ僕には何も出来ないだろうけど、ストーカーは僕の手で退治したかった。だけど何も出来なかった…悔しい(かっちゃんが個性で撃退してくれた)。

だから僕はヒーローになって好きな子を護れるようになりたかったんだ。

ある時、僕に個性が授けられてこれで護れるようになるんだと浮わついた。だけど個性は強力で制御出来ない代物だった。
個性を使ってしまえば身体が壊れてしまう。直して貰ってもまた壊してしまうから個性を使うことに後ろ向きになったこともある。
それでも個性を得てから数ヶ月、職場体験で僕は個性の使い方を完璧にマスター出来るようにやっとなった。
職場体験3日目に新幹線に乗って職場体験先のプロヒーロー・グラントリノのヒーロー活動を見学するために新幹線に乗ってたんだけど、走行中に"敵"が新幹線を襲ってきた。グラントリノは僕を置いて応戦しに行っちゃうし、ここが以前からヒーロー殺しが出没している保須市だと気付いて飯田くんが気になった。

グラントリノの言い付けを守らず保須市を回った。
ヒーロー殺しに重症を負わされたお兄さんの敵(カタキ)を取っているんじゃないかという考えが当たってしまったのを目にして、スマホに地図だけ載せて皆に送って僕も応戦した。
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