妖怪ヒーローアカデミア2
□61話
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学校から帰宅したら勉強したり、休日は約束した皆で百ちゃん家に行って勉強会をした。
百ちゃん家は敷地も家も広大で、私達が勉強している間に家の中を探検していたウィスパー達が迷ったくらい部屋も沢山あった。
そんなこんなで期末テストのペーパーテストをやり、ついに実技の演習試験当日となった。
「それじゃあ演習試験を始めていく。
この試験でももちろん赤点はある。
林間合宿に行きたけりゃ、みっともねえヘマはするなよ。」
目の前には相澤先生を含め9人。
ロボットを倒すだけなのに、何でこんなに先生がいるんだろ。試験官かな?
「諸君なら、事前に情報を仕入れて何するか薄々わかってるとは思うが…、」
「入試みてぇなロボ無双だろ!!」
「花火!カレー!肝試しーー!!」
上鳴くんと三奈ちゃんは既に合格した様な気分らしい。
対ロボットなら三奈ちゃんは溶解液出せば一発だし、上鳴くんも電気で倒せるからだ。
だが、相澤先生のマフラー…ではなく捕縛武器から顔を出した根津によって否定される。
「残念!!
諸事情あって今回から内容を変更しちゃうのさ!」
「「校長先生!!」」
「変更って…。」
「これからは対人戦闘,活動を見据えた、より実践に近い教えを重視するのさ!
というわけで……諸君らにはこれから、2人1組でここにいる教師1人と戦闘を行ってもらう!」
「先…生方と…!?」
『冗談で言っただけなのに当たっちゃった…。』
「フラグ回収しちゃいましたね。」
ウィスパーがよく口にする"フラグ"を立てていたなんて気付かなかった…。
「尚、ペアの組と対戦する教師は既に決定済み。
動きの傾向や成績の親密度…諸々踏まえて独断で組ませてもらったから発表してくぞ。」
1戦目、緑谷&爆豪vsオールマイト
2戦目、切島&砂藤vsセメントス先生
3戦目、蛙吹&常闇vsエクトプラズム先生
4戦目、尾白&飯田vsパワーローダー先生
5戦目、轟&八百万vs相澤先生
6戦目、麗日&青山vs13号先生
7戦目、芦戸&上鳴vs根津
8戦目、耳郎&口田vsプレゼントマイク先生
9戦目、葉隠&障子vsスナイプ先生
10戦目、峰田&瀬呂vsミッドナイト先生
11戦目、妖見vsオールマイト
『オールマイトとか…。』
オールマイトを超すと根津とオールマイトの前で言ったが、こうも早く実力を試す機会がくるとは思わなかった。
てかオールマイト、二回も戦闘するけど時間制限は大丈夫なのかな?さっそくやぶれかぶれ院長を呼ばなくちゃいけなくなりそう…。
「え、まってよ!霊和ちゃん1人!?」
「しかもオールマイトとかよ!さすがに無理ゲーじゃね??」