妖怪ヒーローアカデミア2

□91話
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お茶子ちゃん達と分かれて部屋に行くと、6畳の広さの部屋に段ボールが沢山積まれていた。
フゥ2達と手分けして仕分けしていく。

トイレの扉とは逆の壁にも扉があり開けてみると、もう1つ部屋が点在していた。広さも6畳になっていて元の部屋と左右対称になっている。

「ワンルームじゃなかったんですね〜。」

「アレなんニャン?紙が落ちてるニャンよ。」

狭くない部屋の真ん中にポツンと封筒が置かれていた。拾って中身を読むとそれは根津からだった。

『"4人では狭いと思い、フゥ2くん達の部屋を作りました。自由に使ってください。根津より。"』

「これってもしかして、俺たちのために部屋と部屋の間に扉作っちゃった感じ??」

フゥ2の視線の先には廊下に繋がる扉がある。

「太っ腹ですね〜。
霊和ちゃんと一緒の部屋で構わないんですけどね。」

「俺っちは霊和ちゃんと一緒の部屋で過ごすニャン。」

「じゃあ俺の一人部屋にしていい!?」

反対意見は出なかったのでフゥ2の部屋になった。まあ普段は私と一緒にいるのでこの部屋を使うのは寝る時くらいだろう。

夕食までまだまだ時間があり何しようかと考えていると、うんがい鏡が光って来客を知らせた。

「遊びに来たわよー!」

「引っ越しおめでとうズラ。」

「綺麗なところですね。」

ふぶき姫、コマ兄弟、海藻トリオなど、友達がぞろぞろと入り込んできた。

「引っ越しするって聞いて皆で駆け付けたズラ。部屋作りは進んでるズラ?」

「粗方終わりましたよ。」

「もんげー!オラ達意味なかったズラ。」

「終わったのなら丁度いいわ!引っ越しパーティーしましょ!」

ふぶき姫は元々手伝いする気なかったのかパーティー道具を沢山取り出してきた。
アッチーソウルブラザーズやパーティー系妖怪も呼び、フゥ2の部屋でどんちゃん騒ぎが始まった。

いつも腹ペコなひも爺とジバニャンでチョコボーの早食い対決を応援していると、チャイムが鳴ったので離脱して部屋を移動した。
扉を開けると梅雨ちゃんを覗いた女子全員が集まっていた。

『どうしたの?』

「男子の部屋覗きに行こうZE!」

『面白そうだね!私も見に行きたい!』

常闇くんの部屋は真っ暗なのかな?とワクワクする。

『ちょっと出てくるね〜。』

フゥ2達に声を掛けて部屋を出ると、慌ててウィスパーが追いかけて来た。
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