狩人×OP

□4.言えない秘密
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皆がそれぞれの場所に座ったのを確認するとキルアは真剣な顔で話はじめた。





「まず、さっきの事だけどあれはアルカの能力なんだ。」

「え!?能力ってアルカちゃん能力者なの?」


ナミの問いにキルアは頷く。


「能力ってのは一体…つかお前等ここ来たばっかだよな?」


サンジの質問にそれを今から説明するよ。と言い、皆の方を見ると一つ息をはくと話をはじめる。



「俺達の世界ではこの能力の事を念って呼んでるんだ。そして【オーラ】と呼ばれる生命エネルギーを、自在に操る能力のことで、念を使う人の事を念能力者って呼んでるだ。その中でも系統が六つ有って強化系・変化系・具現化系・操作系・放出系・特質系に分かれてるんだけど、自分がどんな系統なのかは水見式っていう方法が良く使われてるんだ。此処までが基礎的な事何だけど…」

「大体は解ったけど。」

「何だナミおめぇー解ったのか?俺にはさっぱりだ。」

「オレもだ。」

「さっすがナミさんそんなナミさんに俺は「黙れクソコック。話が進まねえ」

「んだとぉこのまりも!テメェ話聞いても筋肉馬鹿たから理解出来てねぇーくせに!」

「ぁあ?やんのかこのクソコック!!」

「上等だこらぁ!!」


話の途中で喧嘩が勃発し、それを頭が痛いわ……と言って頭を手で支えるナミ。




「はぁ……。」

「ふふふ、」


ロビンは只二人を見てふふふと笑い、ナミは深いため息をつき、喧嘩をはじめた二人をスルーしてキルアに質問する。


「それより水見式って何?」

「それは俺も気になった。一体何なんだ?水見式ってのは。」

「水見式って言うのは言葉の通り水を使った方法何だ。水の入ったコップに葉っぱを水の上に浮かばせて自分の念を少しこめるんだけど、系統によってその変化は異なってるんだけど。」

「強化系なら水の量が増える。変化系なら水が甘くなるんだ。具現化系は水の中に、不純物が生成される。操作系は水面に浮かべてある葉っぱが動く。そして特質系は 他の5系統に分類できない特殊な能力だから5系統以外の変化が起きるんだ。 」

「にゅ〜凄いな念能力って。」

「うん、難しすぎて段々頭が痛くなってきたよ私。あはは」


普段頭を使わない組はキルアが何を言っているのかさっぱりだった。
隣どうしのブルックとチョッパーは「話解ります?」や「いや全く解んないよ」などの会話が交わされている。



「ここからが本題なんだけど、俺はアンタ達の事を信用してこの事を話す。けど、この事は誰にも口外しないでほしい。」





キルアの今まで以上に真剣な眼差しに皆頷くとキルアは一度目を閉じると覚悟を決めたように再び皆を見ると口を開く。
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