狩人×OP

□2.釣り上げた二人は異世界人でした。
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ことのはったんは数分前に遡る。



ルフィ、チョッパー、ブルック、ウソップの四人は昼食の調達の為釣り竿片手に部屋を出たところだった。


「なぁなぁ、誰が一番大きいの釣れるか勝負しようぜー!」

とルフィは釣り竿片手に駆け出した。

「ヨホホ、それは良いですね〜」

「よっしゃー、じゃぁ俺が一番大きい魚釣ってやる。」

「オレも負けねーぞコノヤロー」


三人はルフィの勝負に賛成し、早速釣りを始めようとしたその時。
100m位先の方で何かが落ちる音がした。


「今物凄い音がしませんでした?」

「あっちの方じゃないか?物凄い水しぶき上がってるぞ。」


ウソップが指差している方向を見てみると確かに物凄い水しぶきが上がっていた。


「すっげえなぁ!絶対大物だぞ!よしオレ、アレ釣る。」


ルフィは目を輝かせ、釣り竿を持ってすぐさま例の場所に向かって投げて、「大物、大物」とはしゃいでおり、既に大きい魚と決めつけいた。


「どんなの釣れるかなぁ、オレ楽しみだぁ。」

「いや〜ホントですね。」


チョッパーとブルックもルフィがどんな大物を釣るか見物しているようだ。


「ちょっ、ルフィてめぇずりぃぞ!」


とか言いつつウソップも興味があるのか、その方向を見ている。


「さっき凄い音してたな?」

「部屋の中からでも結構聞こえてたよね。」


とそこへ、音をさっきの音を聞きつけたのか、ケイミーを肩に乗せたサチがやってきた。


「お、オメェーらも来たのか!絶対大物だぞ!!」

「あ、ルフィさん掛かったみたいですよ!」

「何!?よし、こい大物ー!」


目的の場所に投げてから数秒でかかり、ルフィはおもいっきり釣り上げた。
大物と思っているので、勢いよく後ろに引いた。


「「「「「おおおぉお!?」」」」」



釣り上げた魚は、そのまま勢いよく、それはもう本当に物凄いスピードで後ろに行ってその魚は帆の柱もとい展望台の少し下の辺りにぶつかった。

そうぶつかったのだ。



ドカーン



「「「「「「……………。」」」」」」


それは、魚がぶつかった音と言うより、まるで人がぶつかったような音に近い。


バシッ


「勢いよく引きすぎだっつの!!」
と、ウソップはルフィの頭を叩(はた)いた。


「どんだけ引いてんだお前!」

「それより今魚がぶつかった音と言うより別の物がぶつかったような音、しませんでした?」

「「「「「……確かに。」」」」」


恐る恐る後ろを振り返ると、魚
ーーではなく何故か人が柱の近くに倒れ込んでいた。


子供が。しかも、二人。


一人は銀髪が特徴の子供で、もう一人は絶対に離すまいと銀髪の子供に抱きしめられている長い黒髪の子供で、ーー計二人の子供が横たわっていた。
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