狩人×OP

□8.行きはよいよい帰りは
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次々と繰り出されるイルミの攻撃を何とか避けるてはいるが正直ずっと避け続けるのは少しキツかった。

先程イルミによってやられた左の横腹からからドクドクと血が滲み出してき、首元を汗が伝う。

息が段々上がってきている自分が嫌になる。




するとルフィ達の所から叫び声が聞こえてきた。


イルミと戦っているのも忘れてルフィ達の方に視線をやるとドンドンルフィ達、麦わらの一味が大男が触れた瞬間に消えていくという信じられない光景が目の前で起きていた。















仲間が消えていく中、大男の次の標的はサンジでサンジが消えると同時におんぶされていたアルカが地面に落ちる。




「アルカ!!」



敵に背を向けてアルカを助けに向かう。











だが相手は自分の兄イルミ。
そう簡単には行かせてはくれない。



「目前の敵を前にして背を向ける何て感心しないなキル」

「ッ!!」


急いで後ろを向いた時にはイルミは真後ろに居、怪我した所と同じ所に蹴りをくらう。











ドォォォン!!!!






叫ぶルフィの真横を通り過ぎ、岩に念を使う暇なく思いっきり背中から直にぶつかる。



「ゲホッゲホッ…ゴホッ…!」



岩に激突して咳き込むキルアに、ルフィがこちらを振り返る。





近くでルフィが自分を必死にを呼ぶ声が聞こえる。

なんとかふらつく足に叱咤し踏ん張って立ち上がったが傷口からの出血は絶えず、ガンガンする頭を何回か振るが正直立つのがやっとといった所だ。





「キルアッ!!」


立ち上がったキルアに少し安堵の表情を見せるがキルアの後ろを見ると表情を硬くするがすぐさまキルアに危険を知らせる為にキルアに向かって叫ぶ。







「キルア今すぐそこから避けろッ!!!」

「えっ?」



避けるように施すルフィにワケが分からなかったが後からの気配にハッとして振り返る。



「後ろに彼奴等を……」



飛ばした奴が居る。と言う言葉はキルアに届くことは無かった。






     





いつの間にかいた後ろの敵の手が近づく瞬間終わったと思ったが飛ばされる直前の敵の言葉にキルアは耳を疑った。








「……安心しろ妹と同じ所に飛ばしてやる」

「何を……」


一体何のことだと反論しようとする前に目の前が真っ暗になり、ルフィの悲痛な声で自分の名前を呼ぶ叫び声がそこで途絶えた。




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