Light of two pairs

□プロローグ
1ページ/1ページ


西暦2071年──…


神々に全てを奪われた世界。


閑散とした、廃墟………もとい街だった場所は、元の喧騒など、どこにもない。
至る所に「アラガミ」と呼ばれる神々の名を持った”細胞“が、街や森、人……あらゆるものを喰らいつくし、増殖し、跋扈している。




──…ある人は言った。


アラガミが互いに喰い合いを続けた先に、手がつけられない程に大きくなったアラガミが、世界の全てを食い尽くすと言う、




"ノヴァの終末捕喰論"




──…もし。



もしそれが、本当の事だとして。
一体それは、人々に何を齎すのか?



喰い合いの先に見る、人類の結末は。
世界を失った、人々見る先は。



──…恐らくそれは、誰にも分からない。



殺伐とした、この世界の行き着く先は。



やがて滅びゆく世界の運命を、楔を。
断ち切る術は、あるのか──…








──…銀の、煌めき。
この悲しき運命に抗う、2つの”銀”
この”銀”が、何を齎し、何を人々に見せるのか。




──…運命の歯車は、廻り出したばかり─…











[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ