エリートとメル友

□1.見廻組の局長さん
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『いらっしゃいませ!』

私は携帯電話会社『英雄』ショップかぶき町店の店員をやってる、田中花子。

今日も営業スマイルを顔に貼り付け、元気に接客中です。

「すみませんが、修理お願い出来ますか」

私は、カウンターの前にたった人を見て少し驚いた。

この真っ白な隊服は、見廻組の人だ!

「……田中さん?」

『はっ?』

名前を呼ばれて我に返る。ぼーっとしていたらしい。

「あ、お名前、ネームプレートに書いてありましたから。エリートだからすぐわかりました。
すみませんエリートで」

『いや、エリート関係ないですけど。
ええと、修理でしたよね。携帯電話のほう、拝見させて頂きます』

「ええ、これなんですが」

それを見て私は絶句した。
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