江路学園へようこそ!
□放課後も危険がいっぱい!
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「ぎゃああぁぁっ!!」
今は放課後。行き交う生徒達を避けながら、広い廊下を全力で疾走中
俺にシリアスは似合わない!
元気いっぱいみつくんです♪
うるさくってゴメンナサイι
でも、理由があるんです…
──チラリ──
『待てや、ごらぁああ゙っ!!』
『逃げんなぁああ゙っ!!』
なぜかと言うと、後ろにはガチムチマッチョなお兄様方が。
「いゃぁぁあああ゙っ!!!」
ムサいガチムチはイヤッ! せめて可愛いガチムチにしてっ!!
そうだ、可愛いガチムチならいいんだよ←なにそれ
ヤバい、思考回路もおかしくなってきたι
だって精神衛生上よろしくないんだもんっ!
危険だ‥とてつもなく危険だ…
きっとこのままだと俺もマッチョになるに違いない!
‥やっば!ホント思考回路おかしくなってきたっ!!
「仕方がない。隠れるか…」
ホントは適当なトコで潰そうかと思ったんだけどねぇι
方向転換をして林の方に向かってつっ走る
ちょちょいと撒かさせてもらいますよぉ〜
『待てぇええっ!!』
『‥あ゙?! どこ行きやがった、あいつ!!』
現在、君たちの真上です
見つからないようにしっかり隠れてます♪
なぁんて、絶対言わないけどι
この状況で見つかったら面倒だもん
『必ず見つけろっ! 恋様のご命令だっ!!』
『もっと奥探すぞ!!』
『あぁっ!!』
おぉ、やっと行った…
さらば、ガチムチ地獄!
このあとは可愛いにゃんこちゃんで癒されたいなぁ〜
っと、その前にぃ──
「恋様のご命令、ねぇ…」
このまま引き下がるみつ君じゃありません
「お礼を言いに行かなきゃね♪」
俺は携帯のメモリーから、番号を呼び出した
****
目的の場所まで行って、利王さんから貰った黒いカードを使って中に入った
ココは生徒会室
目当ての人が1人でいるのはわかってたから、気づかれないようにそっと近づく
情報提供者の悦に感謝だね☆
案外簡単だったなぁ
特別棟だからって気ぃ抜きすぎでしょ
すぐ後ろにアンタを狙ってる男がいるんですよぉ?
「ん?‥帝? 戻って来たんです──「やっほ〜、腹黒副会長様♪」
「あっ、揚羽みつ!」
おぉ〜! すごい驚きよう、イイね!
では、今の内に失礼して…
「えいっ♪」
「な…っ?!」
机にうつ伏せに押し倒したあと…
腹黒副会長の腕を後ろで一纏めにして、俺のネクタイでほどけないように縛った
「お礼ついでに遊びに来ちゃいましたぁ♪」
覚悟してよね、腹黒副会長さん
「──お礼ってなんの事かな? それに、私は遊んでる時間なんてないのですが…」
「ごまかせるとでも思ってますかぁ?」
覆い被さるように背中にくっつきながらにっこり笑う
うわ、腹黒副会長も余裕そうに笑ってるけど…目がすっごい冷たいデス
イイね、ゾクゾクしちゃう♪
「なにをですか?わからないのに聞かれても困りますよ」
「自分の犬はしっかり躾ておいた方がいいよ、恋様…?」
一瞬、腹黒副会長の表情が崩れた
ちゃんと見てないと気づかないくらいの変化
さすが腹黒副会長
「…‥」
「命令したよね、恋様♪」
負ける気はない
怖いほどの笑顔を浮かべて、縛ったネクタイを軽く引きながらジっと見つめる
優位に立ってるのは俺だよ
「──しましたよ」
「やっぱり」
「君とお茶がしたかったので、誘うように言っただけです」
なぬ、絶対ウソだろソレ
あっさり吐いたかと思ったらいけしゃあしゃあと言っちゃってぇ…
「ウソでしょ」
「嘘をつく必要がありません」
「すっごい勢いで追っかけられましたけど」
「すみません、しっかり躾が出来ていなくて…」
うぬぬぅ、その返しでくるかぁ
くそぅ、その余裕顔が崩れるトコが見たいのにぃ!
「誤解が解けたところで‥これ、外していただけませんか」
「…‥」
「ちょっ! なにしてるんですか!?」
腹黒副会長様のシャツの中に手をインしてます! うぅ〜ん、お肌すべすべ♪
「っ‥どういうつもりですか」
「いやぁ、犬の不始末は飼い主の責任でしょ?」
「責任が取れない犬じゃないので本人へどうぞ」
「今すぐ副会長に取って欲しいんです」
「そんなに私に突っ込まれたいんですか…っ」
わぉ、腹黒副会長様には似合わない言葉遣い
思わずびっくりして乳首摘まんじゃった
「突っ込まれてもイイんだけどぉ‥副会長には突っ込みたいかなぁ」
お尻を撫でながら言ってみる。
「─なっ! 離しなさいっ!!」
うん、適度な固さのイイお尻♪
固すぎないのがイイです!
「い〜や♪」
「っ…ずいぶん甘く見られたものですね」
「たしかに甘く見える。どこもかしこも甘くて美味しそう♪」
こんな美味しそうな身体なのに、攻める側しか知らないなんてもったいないよ!
「離しなさい!‥今なら許してさしあげます」
許してさしあげます、ねぇ
「許してもらえなかったらどうなるの?」
「駄犬どもに強姦輪姦させた挙げ句、監禁して従順になるまで調教します」
「……」
わぉ、びっくり第2段
おキレイな腹黒副会長様の口からこんな言葉が出るなんて──
「恐怖で言葉も出ませんか?」
しかもそんな、言ってやったぜ的な顔しちゃって──
「すっごい興奮する」
「っ!」
「その顔で強姦とか輪姦とか監禁、調教まで言っちゃうって…エロすぎだよぉ」
「な……っ」
俺‥今、過去最高の黒い笑顔してるかも
副会長、唖然としてる
そんな顔もイイ。澄ました笑顔よりも全然イイよ…よだれ出そう(じゅるり
「恐くないんですか?! 私は有言実行しますよ」
「この状況で言われてもね…。それに俺、逃げ足速いから」
「犬の中には陸上部の人間だっているんですよ」
「足が速いだけじゃムリだね。てかお喋りも飽きてきちゃった」
副会長のネクタイを失礼してぇ
「ちょっと、なにを──ンぐッ」
口を塞ぐのに使わせてもらいます!
「お礼がわりに、じっくり開発してあげる…♪」
「…っ!」
シャツのボタンを上からゆっくり外してく
その時、肌を撫でるのも忘れない
焦らすように指先を動かす
「…‥ふ、っ」
副会長の身体が震えた
自分が思ってるより、その身体は敏感なんだよ
そうからかうように視線を投げたら、怒ったような、悔しそうな目とぶつかった
「その目、イイね‥最高」
「ンッ! んンぅ!」
「ははっ、可愛いー。一生懸命なんか言ってる」
そんな可愛いと嬲る指に力がこもっちゃうじゃん
乳首摘まんじゃうよ?
「ふっ‥ぅン、んぅー!」
「抵抗してるつもりなら止めたほうがいいよ? 煽るだけだからさ♪」
あー、楽しい。目ぇつけといてよかったぁ
こんなにS心をくすぐる人は久しぶりだよぉ
‥もっと楽しんじゃお♪
「副会長、コレなぁーんだ!」
そう言って副会長の目の前に出したのは、手のひらに収まるくらいのチューブ。
つづきはこちらへどうぞ。