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□淫乱高校生の性活〜出会い〜
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授業でも使わない、こんな旧校舎の奥まった男子トイレに人が来るわけがないのだから。
そう安心して、たっぷりと余韻に浸る悟に現実へと引き戻す出来事が起こる。
──ギィ…──
「優等生が学校でオナニー、ね…」
「ぁ‥っ!」
男が個室のドアを開け、嫌な笑いを浮かべながら悟を見下ろしてきた。
隆光だ。
まさか本当に見られていたとは思わず、悟は驚いて目を見開きながら力の抜けた手を何とか動かして性器をシャツで隠す。
「今さら隠されてもな…。てかシャツ、濡れて滲んでるぞ?」
隆光の言葉に下を見ると、白いシャツにじんわりと白濁が滲んでるのがわかった。
「‥っ」
悟は頬を染めながら手で隠し、恥ずかし気に視線を横にずらす。
しかしそれがいけなかった。
隆光がその隙をついて悟を逃がさないように覆い被さり、顎を手で掴んで噛みつくように口づけてきた。
「んっ‥ん、ふ…っ!」
口づけられたと思えば、次の瞬間には唾液をまとわり付かせた舌が強引に、ぬるり‥と口内に割り込んでくる。
それに悟の身体はビクッ、と大きく跳ねた。
隆光の舌は口内を縦横無尽に嬲り、悟を翻弄する。
その舌から逃げるように舌を引っ込めるが易々と絡め取られ、淫らな音を立てながら甘く吸われたり噛まれたりした。
(だ、め…なのに、っ…きもち、ぃ…‥)
息も上手く出来ず、次第に頭がぼー‥としてくる。
「は、ぁ‥ふ…‥」
頭がぼーっとして上手く思考が働かない。
身体もイったばかりで上手く動かず、抵抗する事は出来なかった。
隆光はそんな悟のシャツの中に手を入れ──
「ふ、ぁあんうぅっ!」
白濁に濡れた性器を握った。
悟は背を反らし、身体を跳ねさせる。
隆光はそんな反応に気を良くし、男らしい筋ばった指で性器を嬲り始めた。
悟はその刺激で…
それだけの刺激で──
「はっ、ぁあ‥ぅんんっ!」
達してしまった。
性交の経験も、他人に触られたことも無い悟には刺激が強かったのだろう。
「スゴいな。これだけでイったのかよ‥優等生クン」
白濁のついた手を悟の顔に押し付け、白濁を塗りつける。
そして──
「ぁ、ふ…」
「淫乱だな」
快楽に酔う悟に隆光は言い放った。
その言葉に悟の瞳が見開かれる。
「淫、乱‥?」
悟は舌っ足らずな声で聞き返す。
隆光は蔑むような視線と声で、悟の問いに答えた。
「淫乱だろ?学校でオナったり、触っただけでイくような‥ね」
「ぁ、ぁ‥ぁあ…」
隆光の言葉に悟の心が崩れて行く。
「どうする?それがバレたら」
「ぁ、ぅ‥ぁ」
意味のない言葉が悟の口からこぼれる。
悟の頭の中は、今日の事がバレた時の想像で埋めつくされていた。
家族に、先生に、クラスメイトに、近所の人々に…
そんなたくさんの人たちに蔑まれ見下されて、今まで積み上げてきた優等生のイメージが崩れ、淫乱少年のレッテルを貼られて堕ちるさまが思い浮かぶ。