□No.32
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その後も試合に勝ち、ゴン、キルア、サリイの3人は3日間で100階クラスにたどり着いた。

100階からは専用の個室が用意される。
サリイたちはカギを受け取り、ゴンの個室に集まっていた。


「うわぁ〜すごい眺め!さすが100階だね!」


サリイはゴンの個室の窓から、外を眺めて歓声を上げていた。
その隣では同じくゴンも外を見ていた。

呑気なゴンとサリイに、キルアは忠告しといた。


「90階から100階に上がれたことと、100階以上にとどまることじゃ全く意味がちがう。」


100階クラスにいる奴は、待遇を守るために必死になっている。
余裕だとは思うが油断はするな、とキルアは忠告した。


「うん!」
「じゃあ、押すだけじゃそろそろ勝てないかもね。何か考えとかなきゃ。」


サリイはキルアの忠告を聞き、押し出しと念以外の勝負方を考えることにした。

そしてキルアとサリイは、それぞれ個室に戻った。


「念……以外。念を込めないあたしのへなちょこパンチ、へなちょこキックじゃ勝てないよね。はぁー。」


サリイは夜中まで、1人で対策を練っていた。

明日は試合がなかった為、サリイは考えるのをやめた。
寝付いたのは朝方だった。
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