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□No.37
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ゴンから攻撃を受けたヒソカは、やっと反撃に出た。
ゴンに向かって連続パンチ、キックをお見舞いした。
ゴンがキックをギリギリで避けると、キックが当たった石板は観客席まで吹っ飛んだ。
「うわ〜っ、すごいキック力……っかカストロのときより速くない?」
「あぁ、でもまだヒソカにはあの力がある。」
ヒソカのスピードはカストロのときより、数段速かった。
しかしヒソカにはバンジーガムという、ゴムとガムの性質を持つ念能力があった。
サリイたちはあらかじめ、ウイングが用意したヒソカ対カストロの試合のビデオを見ていた。
操作系能力が撮影し、ヒソカのオーラも録画されていた。
そのときに、ヒソカの念能力を見破っていたのだ。
ゴンはヒソカの念能力を警戒していたが、すでにヒソカはゴンの頬にバンジーガムをつけていた。
そこからの試合は、ヒソカの思いのままに進行していた。
一時ヒソカはゴンの攻撃を受け続けていたが、それもヒソカはあえて避けなかった。
ポイントは9対4でヒソカは残り1ポイントで勝利。
ゴンが焦っていると、ヒソカは右を指差した。
「油断大敵だよ、ゴン♢右の方を見てごらん♡」
「え?」
ゴンが右側を見ると左側から、石板が吹っ飛んできた。
石板をもろに食らったゴンは倒れ、ヒソカの勝利となった。
「ごめん、僕から見て右だった♤」
ヒソカにはめられたゴン。
最後は呆気なく試合終了となってしまった。