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□No.44
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キルアの挑発に乗った3人は、いろいろな競売法を調べていた。
「何だろうカワシって。」
「クリック出来るぜ。」
ゴンが見つけたカワシは、競売方法の1つで物々交換の俗称。
買い手側がそれぞれ物品を公開し、売り手側はその中から1つ選び競売品と交換するやり方。
「へぇ〜、いろいろあるんだね。あっ!このシバリってのは?」
サリイは画面に書かれてるシバリを指差した。
シバリとは条件競売の俗称。
売り手が金品以外の条件を示し、その条件に最も適した買い手に売る競売方法、と記載されていた。
「条件って?」
「う〜ん。」
「なんのこっちゃ?」
ゴンとサリイ、キルアが理解出来てない中、レオリオは何かひらめいたようだ。
そして理解出来てない3人を連れ出した。
そしてレオリオは街の宝石屋で、300万Jのダイヤを購入した。
「ねぇ〜、そんな高いもの買って何するの?」
目的も話さずに連れ出したレオリオ。
サリイはレオリオのスーツの裾を引っ張りながら問いかけた。
「競売だよ競売!確実に儲かる競売方法を見つけたんだよ!」
レオリオはそう言うと、宝石屋のすぐ近くの路上で立ち止まった。
そして木箱を逆さにし、台のようにして置いた。
「ゴンはここに座れ。」
レオリオはゴンを、台と向かい合うようにして座らせた。